鍼灸や整体を受けた方がいい『頭痛』の見分け方。

こんにちは。
大阪府の自律神経専門鍼灸整体院
枚方なぎら堂治療室院長の城地です。

いつも当院のブログを読んで頂き
誠にありがとうございます。

当院に来られた方からの声で
多いのが、病院に行った方がいいのか
整体院や鍼灸院に行った方がいいのか
わからないというものがあります。

確かに当院にはじめて来られた方で
医療機関に受診することをすすめたことも
あります。

今日は、医療機関に受診が必要な『頭痛』と
鍼灸整体院で改善がみられる『頭痛』について
お伝えしようと思います。


『頭痛』について

頭痛と一言で言っても、原因は様々です。
しかし、「頭痛持ち」という言葉があるぐらい
頭痛が日常的に誰にでも起こり得るため、
重篤な頭痛を見逃してしまう場合もあります。

そうならないために、
医療機関に行くべきかどうかを
ある程度判断してもらうと
安心だと思います。

医療機関に行くべき頭痛かどうかの基準

基本的に、突然起きる頭痛は
医療機関への受診をおススメします。

突然起きたかどうかの判断は
いつ発症したかを明確に言えるかどうか。

例えば、「朝の食事中に痛み出した」
「歯を磨いていた時に痛み出した」
などです。


そして、以下のような頭痛が起きた場合は
普通の頭痛とは違うため、
すぐにわかるとは思うのですが、
大至急医療機関への受診が必要です。

  1. 突然激痛を感じ、5分以内に痛みがMAXになった
  2. 50歳以上で、今回の激痛が初めての経験
  3. 頭痛のあと気を失った、または意識が朦朧とする
  4. 頭痛のあと、ろれつが回らない。
  5. 頭痛のあと、体の片側の力が抜けて入らない
  6. 頭痛の前、頭を打った
  7. 運動中に激痛に見舞われた
  8. 激しい頭痛に加えて38度以上の熱、頸がこわばる。
  9. 頭痛に加え、視力の低下、目の痛みが出た。
これらの症状が出た場合、
脳梗塞や脳出血、髄膜炎、血栓、動脈解離などの
可能性があります。

以上が、医療機関に受診するべき
頭痛の症状になります。



逆に言うと、整体院や鍼灸院、接骨院では
どうにもならない頭痛ですので
注意してください。

場合によっては、医療機関と併用した方がいい頭痛

上記の緊急を要する頭痛以外の頭痛は
ひどい場合は医療機関への受診
をおススメしますが、
鍼灸整体院でも対応可能な頭痛になります。



チョック項目としては

  1. 吐き気がする
  2. 光、音などの刺激がイヤ
  3. 仕事や家事ができない
片頭痛持ちの人は以下も確認してみて下さい。

  1. 家族に頭痛持ちがいる
  2. 頭の片側が痛い
  3. ズキンズキンと脈打つように痛む
  4. 月経の前後に頭痛が起きる
  5. チョコ、チーズ、赤ワインが好き
また、群発性頭痛の方は以下のような
症状がみられることがあります。

  1. 目の周りをアイスピックで刺されたような痛み
  2. じっとしていると痛みがひどくなる
  3. 涙、鼻水が出る。鼻が詰まる
  4. 夜間、決まった時刻に頭痛が起こる
このような症状が出た場合は、
医療機関に受診し、医師の指示に従って下さい。


鍼灸整体院で対応できる頭痛

これまでの項目に当てはまらない場合で

  1. 痛みがあるが、我慢できないほどではない
  2. 長時間、同じ姿勢で作業する
  3. 精神的ストレスを感じる
といった場合は、緊張性頭痛の可能性があります。

日常生活で支障が出ている場合は、
医療機関への受診をおススメしますが、
基本鍼灸や整体で筋肉などの緊張を
除去すれば改善する場合が多いです。


まとめ

頭痛は日常生活の中で
よくある症状ですが、
場合によっては命にかかわることも
あります。

大丈夫と思っていても軽く見ないで、
いつもと何違うと思ったら、
すぐに医療機関へ受診して下さいね。

脳や血管に問題がない。
または原因がわからない
といった場合は、
鍼灸や整体で改善できる場合も
ありますので、ぜひご相談下さい。
2023/01/19体の健康コラム

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